特定非営利活動法人 玉野SDGsみらいづくりセンター
日記

放置竹林を未来の宝に——芳泉高校生と歩む『Bamboo Reborn』

2026年6月14日みらいづくりセンター3分で読めます

放置竹林を未来の宝に——芳泉高校生と歩む『Bamboo Reborn』

2026年6月13日(土)/深山公園 道の駅みやま公園


玉野市の深山公園が開園50周年を迎える節目の年。その記念事業の一環として、玉野市協働のまちづくり事業「学生トライアル部門」に採択された岡山芳泉高等学校の生徒たちが、放置竹林問題に真正面から向き合うイベント『Bamboo Reborn』を開催しました。

みらいづくりセンターは、このプロジェクトに伴走する立場として、当日の活動をともに見届けました。


放置竹林という、身近にある課題

竹製品の需要が減り、手入れされなくなった竹林は全国各地で広がり続けています。放置された竹林は森の木を枯らし、土砂災害のリスクを高める一方で、竹そのものの可能性や価値は無限大とも言われます。

芳泉高校の生徒たちが着目したのは、そんな「負の資源」を地域の宝に変えるという発想でした。


当日の様子

当日は1年生から3年生まで計10名の生徒が参加。深山公園の竹林から実際に作られた竹チップを手に、来場者への呼びかけや説明に臨みました。

生徒たちは紙とQRコードを活用したアンケートを実施し、放置竹林問題に対する市民の意識や意見を丁寧に収集。アンケートに回答してくださった方には、竹を粉砕機で砕いて作った「竹チップ」をプレゼント。防草・土壌改良・消臭など多様な活用法を実際に体感してもらう機会にもなりました。


来場者の声が、次の一歩になる

「竹チップとは何ですか?」という素朴な質問から、「自分たちの地域でも同じ問題で困っています」という共感の声まで、生徒たちは多様な反応を直接受け取りました。

生徒を代表したコメントにはこうありました。

「さまざまなご意見やご感想を直接お聞きすることができました。今回の活動が、放置竹林の問題について関心を持っていただき、身近な課題として考えていただく一助となったのではないかと感じております。これらを今後の活動に活かしてまいります。」

来場者の言葉ひとつひとつが、生徒たちにとってリアルなフィールドリサーチになっていた——そんな手ごたえが伝わる言葉です。


伴走者として感じたこと

学生トライアルの面白さは、「答えのない問いに、自分たちで向き合う」プロセスにあります。

Bamboo Rebornのチームは、竹林問題という地域課題を「自分ごと」として捉え、アンケート設計から当日の運営まで主体的に動いていました。来場者との対話を通じて課題をアップデートしながら活動を続けようとする姿勢は、まさに探究学習の本質そのものです。

竹の価値は無限大——そのメッセージを体現するような一日でした。今後の活動も、一緒に歩んでいきます。


主催:岡山芳泉高等学校
後援:深山公園開園50周年事業実行委員会・玉野市・玉野市協働のまちづくり事業 学生トライアル部門
NPO法人玉野SDGsみらいづくりセンター

みらいづくりセンター